2007年11月29日

D01NXをザウルスで動かす(頑張り中)

D01NXをザウルスで動かすためにがんばる人を募集したら、何人かの方が手を挙げてくださいました。ありがたいことです。
コメント欄で色々と検証を進めているのですが、この辺で一度まとめを。

・どうやらVMB5000のドライバはちゃんと動いてるっぽい
 (取り外しはできませんが)
・モデム部分はD01HW(Huawei E220)と互換性があるっぽい
・モデムのドライバはcdc_acmではなくoptionかも


「ぽい」とか「かも」とかばかりですみません…。

で、optionを使ってみました。
カーネルコンフィグ的にはこちら。
Symbol: USB_SERIAL_OPTION [=n]
Prompt: USB driver for GSM and CDMA modems
 Defined at drivers/usb/serial/Kconfig:529
 Depends on: HAS_IOMEM && USB!=n && USB_SERIAL
 Location:
  -> Device Drivers
   -> USB support
    -> USB Serial Converter support
     -> USB Serial Converter support (USB_SERIAL [=m]

この状態でカードを刺してみたところ、optionはロードされません。modprobeで明示的にロードしてもモデムは認識せず。そこでoption.cにモデムの定義を追加します。VENDOR_ID11F6PRODUCT_ID1003です(PRODUCT_IDはHUAWEIのE220と同じでした!)。diff取ったらこんな感じです。
110a111,113
> #define NETINDEX_VENDOR_ID 0x11F6
> #define NETINDEX_PRODUCT_D01NX 0x1003
>
160a164
> { USB_DEVICE(NETINDEX_VENDOR_ID, NETINDEX_PRODUCT_D01NX) },
このモジュールを配置した状態でカードを刺してみると、ちゃんとモデムが認識され、optionがロードされました。

しかしcuで接続するとcuがハングしてしまうのは変わらず…。
Connected.までは行くんですが、これってcdc_acmの時もそうでしたっけ?

ただ、動作は少しだけ変わりました。cdc_acmを使っていた時はカードを刺すなり膨大なデバッグログが出始めたのですが、optionの場合はカードを刺しただけではモデムの認識までしか行かず、cuで接続するとデバッグログが出始めます。この動きの差に何かポイントが隠れているのいいのですが。

あと、デバッグログの出方も少し変わりました。最初数秒分のログが増えたというか。『PCカードの挿入→cuコマンドの発行→cuコマンドのkillpccardctl eject(コマンドはハングしますがデバッグログは止まってくれます)』という操作で出力されたログをこちらに置いておきます。興味のある方は見てみてください。

lsusb -vvvの結果もこちらに置いておきます。何か得るものがあればいいのですが。

検証した環境は以下のとおりです。

・InterLink MP-XP3210 (Celeron 650MHz / 386MB)
・Gentoo Linux 2006.1
・gentoo-sources 2.6.22-r9
・linux-headers 2.6.22-r2
・gcc 4.1.1-r3
・glibc 2.5
・pcmciautils 014-r1
・usbutils 0.72-r4


それと、開発用にSourceForgeに場所を借りてきました。
(まだ使いこなせていないのですが…)
https://sourceforge.jp/projects/d01nx4lz/

興味のある方はご参加いただけると嬉しいです。

あとは重要なリンクなど。

ドライバのダウンロード先
http://www.elandigitalsystems.com/eng/drivers/vmb5000/

kernel2.6.22のソース
http://git.kernel.org/?p=linux/kernel/git/stable/linux-2.6.22.y.git;a=tree

VMB5000 Technical Information and Advice
http://www.elandigitalsystems.com/asic/support/vmb5000.php

データーシート
http://www.elandigitalsystems.com/eng/datasheets/vmb5000/vmb5000_simplified.pdf

HSDPAカードの比較調査 (Eternal sleep)
http://www.asuka.cx/blog/2007/11/hsdpa.html

Linux PCMCIA プログラマの手引き
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/PCMCIA-PROG.html

Linux PCMCIA HOWTO
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/PCMCIA-HOWTO.html

SL811 -osdev-j(MMA)
http://wiki.osdev.info/?SL811

さるがとんだら Zaurusで京ポンを使う
http://co2.s16.xrea.com/hiki2/hiki.cgi?Kyo-PonWithZaurus

もう少し頑張ってみたいと思います。
posted by 月水和尚 (とも) at 13:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | りなざう
この記事へのコメント
USB driver for GSM and CDMA modems (option.c)でも素直には行かなかったのですね(残念

わたしは、W05Kの正式発表が有ったりでめちゃくちゃD01NXへのモチベーションが下がっていたりします。
とりあえず、Fedora8のsetupは始めたけど、USB1.1経由だといつ終わる事やら…
Posted by asuka at 2007年11月30日 00:33
asukaさん

ちょっと光が見えたかな?と思っただけに残念…。
あと一工夫で何とかなると信じたいところです。

W05Kは強烈ですね。PDA対応もさることながら同じような価格設定でさらに2段階定額、広大なエリア、上りが高速といいことずくめ。自宅はDIONで光な私にとってはネックは初期費用くらい。ちょっとくらくらします。イーモバイル含め各社どのような対抗策を打ってくるのか楽しみです。
Posted by tomo at 2007年11月30日 01:22
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