2009年11月16日

Nokia E52でGoogleカレンダーとオンライン同期

突然ですが、Nokia E52を買ってしまいました。(てへ)
N95(X02NK)以来2台目のNokia端末です。わくわく。

iPhoneも持ってるのにどうすんだろこれ…と思ったりもしていたのですが、小さくて軽い本体と快適に動くマルチタスクのおかげで使用感は至極快適。最近はSIMがE52に刺さりっぱなしの状態です。

N95の経験もあり、カスタマイズは比較的順調にいった(Nokiaマスターな方々に助言をいただけた事が一番大きいのですが)のですが、1つ困ったのはGoogleカレンダーとの同期。N95の頃はMail for Exchangeを使ってオンライン同期をすることが可能だったのですが、E52用にはMail for Exchangeが用意されていません。

さてと困った…と頭を抱えていたんですが、実は最近のS60機ではEmailの機能にMail for Exchangeの機能が統合されているとのこと。その設定方法にちょっとクセがあって分かりにくいので、覚え書き代わりにここに書いておきます。

ちなみに、ExchangeサーバにはNuevasyncというサービスを使用しています。本家GoogleのGoogle Syncでも同期可能なのですが、残念ながら複数カレンダーの同期に対応していないので私は使っていません。

まずはEmailを起動します。そしてNewを選択して新しいアカウント登録をします。

まずはE-mail addressの入力を求められるので、ここにはGmailではないメールアドレスを入力してください。メールの同期設定はしないので入力するのは架空のアドレスでも構いません。(ただし@の右側がアカウント名になるのであまり妙ちくりんなアドレスにしない方がいいと思います)

メールの設定を探しに行ったあと、Passwordの入力が求められるので、ここにはNuevasyncで設定したパスワードを入力します。

続いてサーバの種類(なのかな?)の選択画面になります。今回はExchangeサーバへのアクセスにしたいのでMail for Exch.を選択します。

次にUser nameの入力が求められます。ここにはNuevasyncで作成したアカウント名を入力しましょう。

次はDomainです。ドメインは使用しないので何も入力せずにOKを押してください。

その次がMail for Exchange server name。ここにはNuevasyncのサーバである www.nuevasync.com を入力します。

これで設定ウィザードは終了です。
しばらく待つと画面がメールの画面に遷移し、Mail for Excangeのメールボックスが開いた状態になります。とりあえずBackを押して元の画面に戻りましょう。

戻ったEmailのメインメニューからSettingsを選択し、設定画面に入ります。そうするとさっきはなかったMail for ExchangePersonal Inform. Manag.という2つの項目が増えていると思います。

まずはPersonal Inform. Manag.を選択します。

PIMsettingsのメニューが表示されるので、Applicationsを選択してください。(と言ってもこれ1つしか選択出来る項目はありませんが)

するとCalendarContactsTo-doの3つの項目について、同期の有無が設定出来ます。とりあえずカレンダーを同期する場合はCalendarを選択し、Calendar syncYesに変更してください。Remove entr.older thanはお好みで。Initial syncは私はDelete items on phoneを選んでいます。(端末側にスケジュールを入れていなかったので) Keep items on phoneを選んでもうまく行くのかは試していません。

ContactsもNuevasyncで同期出来るはずなのですが、私は試していません。同期してみたい方はお好みで設定をYesにしてみてください。To-doはGoogle側でサポートしてないので多分使えないと思います。

設定メニューに戻り、続いてMail for Exchangeを選択します。

Emailを自分のGoogleカレンダーで使っているメールアドレスに変更しておきましょう。(これはやらなくても問題ないと思いますが、念のため)

続いてAdv. mailbox settingsを選択します。サブメニューの中でAccess pointを設定する必要があるので、自分の使うアクセスポイントを選択しておきましょう。ここで選択するのはアクセスポイントそのものではなくDestination単位での選択になります。通常はデフォルトのInternetでいいと思いますが、例えば無線LANでのみ同期したいような場合は新しいDestinationを作成して対応してください。(私は試してないので分からないのですが、多分使えると思います)

2回Backを押してメニューに戻り、次にWhat to syncを選択します。メールの同期はNuevasyncでは出来ない(有料アカウントなら可能)のでSync emailNoに変更します。

またメニューに戻り、今度はWhen to syncを選択します。ここで同期間隔等の設定が出来るので、適宜設定を変更してください。項目見たら内容は分かると思いますので詳細は省略します。

これで設定が完了しました。
続いて同期を行います。

まずはEmailのメインメニューからMail for Excangeを選択します。表示されるのはいかにもメールの画面なのですが、気にせずOptionsからSend and recieve nowを実行します。これでGoogleカレンダーとの同期が始まり、しばらくするとスケジュールデータが端末側に登録され、無事に同期完了となります。

今回の設定のミソは、

・最初のメールアドレスにGmailを入れてはいけない。
 (設定が自動的にロードされてIMAPになってしまうため)

・カレンダーの同期はMail for Exchangeから行う。
 (メールの画面に見えて実はExchange全体の操作画面だった)

この2つでしょうか。

twitterでたくさんの助言を下さった某氏と某氏と某氏と某氏に感謝いたします。
ありがとうございました!!
posted by 月水和尚 (とも) at 16:15 | Comment(4) | TrackBack(0) | Nokia/Symbian

2009年04月01日

BluetoothキーボードでCtrlとCapsを入れ替え

果たしてこんな需要あるのかどうか…。
N810に接続したBluetoothキーボードでCtrlとCapsを入れ替える方法。
(ちなみに私が入手したのはリュウドのRBK-2000BTII。N810と組み合わせると非常に快適なモバイル物書き環境が!)

方法は至って簡単。
/usr/share/X11/xkb/symbols/pc に以下の1行を付け加えるだけ。(root権限が必要になりますのでご注意を!)
include "ctrl(swapcaps)"

ただし追加する場所はどこでもいいわけではなくて、上記のinclude文でCAPSLCTLの既存定義を上書きするので、CAPSLCTLが定義された後に書いておく必要があります。key <MENU>の後、modifier_mapの前くらいがちょうどいいのではないでしょうか。

変更が完了したらコントロールパネルからBluetooth Keyboardを選択し、そのままOKを押して終了すれば定義が反映されるはずです。

たぶんBluetooth接続じゃなくてUSB接続でも大丈夫と思われます。
あと頑張ってjpの定義ファイルも作れば日本語キーボードも配列どおりに使えるようになると思われます。
(どっちも試してません…)

ちなみにNokia純正のSU-W8をカスタマイズする場合は /usr/share/X11/xkb/symbols/nokia_vndr/su-8w が、内蔵キーボードの場合は /usr/share/X11/xkb/symbols/nokia_vndr/rx-44 がカスタマイズ対象になります。

もうちょっと使い込んでみて、さらに使いやすいカスタマイズをしたいところ。余ってるSuperキーをZenkaku_Hankakuにしたら幸せになれるのかな?

毎度おなじみmoyashiさんのひとりぶろぐにある以下のエントリを参考にさせていただきました。いつもありがとうございます!!

ひとりぶろぐ: [N810]NOKIA N810のキーボードカスタマイズ
http://moyashi.air-nifty.com/hitori/2008/01/n810nokia_n810_0cc3.html


−追記:2009/04/02−

どうやら原因はxbindkeysかukeyboardだったみたいです。
両方ともアンインストールしたら問題なく動くようになりました。
(どっちが本当の原因かは検証してないです…すいません)


−追記:2009/04/01−

BT接続が切れると設定が毎回リセットされてしまうことが判明。
接続するたびにコントロールパネルを開くのはあまりにも面倒。
何か良い回避策はないものでしょうか…。
posted by 月水和尚 (とも) at 14:36 | Comment(7) | TrackBack(0) | Nokia/Symbian

2009年03月19日

ルートファイルシステムにInternal memory cardを使う

N810の内蔵メモリは256MB。
色々インストールすると、結構すぐに一杯になってしまいます。
Internal Memory Cardは2GBもあるのに…と悔しがっていたら、KimitakeさんがInternal Memory Cardをルートファイルシステムにする方法を教えてくださいました。(感謝!)

以下の3つのサイトを参考にしつつ、実際に試してみます。

Boot from MMC for N800 - Kimitake's blog
http://kimitakeblog.net/item/500

Booting from a flash card - maemo.org wiki
http://wiki.maemo.org/Booting_from_a_flash_card

Partitioning a flash card - maemo.org wiki
http://wiki.maemo.org/Partitioning_a_flash_card

この先の手順で使用するいくつかのパッケージはデフォルトで設定されているリポジトリには入っていないものがあります。なので以下のリポジトリをパッケージマネージャから追加しておいてください。
Catalogue name : Maemo Chinook
Web address : http://repository.maemo.org/
Distribution : chinook
Components : free non-free

ついでにmaemo ExtrasDisabledのチェックを外しておきましょう。

ここから先、全ての作業はrootで実施してください。
rootの取得はopensshをインストールするのが一番簡単だと思います。
(作業もみんなリモートから出来ますし)

まずはパーティショニングのためにe2fsprogsをインストールします。
apt-get install e2fsprogs

パーティショニングの対象となるInternal Memory Cardをumountします。中身はきれいさっぱり消してしまうので、必要なファイルがあれば別の場所にコピーしておくのをお忘れなく。
umount /dev/mmcblk0p1

ではパーティションを切りましょう。
sfdisk /dev/mmcblk0

するとディスクの現状態が表示され、最後に
/dev/mmcblk0p1 :

と表示されていると思います。これが第1パーティションの設定プロンプトになります。第1パーティションは512MBのVFATにしたいので、以下のとおり入力します。
/dev/mmcblk0p1 :1,16384,6
/dev/mmcblk0p1 1 16384 16384 524288 6 FAT16
太字の部分が入力した内容です。
同様に第2パーティションも設定します。こちらは残り(約1.5GB)のext2です。
/dev/mmcblk0p2 :16385,,
/dev/mmcblk0p2 16385 61439 45055 1441760 83 Linux
第3、第4パーティションは設定しないので何も入力せずにEnterを押してください。私の環境だと何故か第3パーティションが出来てしまうんですが、気にしないことにしています。
最後にディスクに書いていいか聞かれますので、yを入力します。
Do you want to write this to disk? [ynq] y

これでパーティショニングは完了したので、一度再起動します。
reboot

第1パーティションは自動でマウントされている(はず)ので、umountします。
umount /dev/mmcblk0p1

先ほど作成したパーティションをフォーマットします。
mkdosfs /dev/mmcblk0p1
mke2fs /dev/mmcblk0p2

続いてbootmenuをインストールします。
まずはインストールで必要になるwgettarをインストールしましょう。(tarは標準で入っているbusyboxのものだとうまく行かないのでこちらのバイナリを使用します)
apt-get -y --force-yes install wget
mkdir -p /home/user/bin
cd /home/user/bin
wget http://www.nmacleod.com/nokia/bin/tar
chmod +x tar

bootmenuをダウンロードし、ファイルを展開します。
cd /home/user/bin
wget http://fanoush.wz.cz/maemo/initfs_flasher.tgz
tar zxvf initfs_flasher.tgz
cd /home/user/bin/initfs_flasher/

bootmenuをカスタマイズするために、設定ファイルを記述します。
cp bootmenu.conf.n8x0.example bootmenu.conf
vi bootmenu.conf

内容はこんな感じにしました。
(先々を考えてExternal memory cardからもboot出来るようにしてます)
# bootmenu customisation file

# timeout for automatic selection when no key is pressed
MENU_TIMEOUT=3

# menu items
MENU_MIN=1 # first item index

#no need to redefine
#MENU_1_NAME="Internal flash"
#MENU_1_ID="flash"

MENU_2_NAME="Internal MMC card, partition 2, ext2"
MENU_2_ID="mmc2"
MENU_2_DEVICE="${INT_CARD}p2"
MENU_2_MODULES="mbcache ext2"
MENU_2_FSTYPE="ext2"
MENU_2_FSOPTIONS="noatime"
[ -d "/sys/block/${INT_CARD}/${MENU_2_DEVICE}" ] || MENU_2_NAME="(${MENU_2_NAME}) N/A"

MENU_3_NAME="External MMC card, partition 2, ext3"
MENU_3_ID="mmc1"
MENU_3_DEVICE="${EXT_CARD}p2"
MENU_3_MODULES="mbcache jbd ext3"
MENU_3_FSTYPE="ext3"
MENU_3_FSOPTIONS="noatime" #",data=writeback"
[ -d "/sys/block/${EXT_CARD}/${MENU_4_DEVICE}" ] || MENU_4_NAME="(${MENU_4_NAME}) N/A"

MENU_4_NAME="Power off (when not on charger)"
MENU_4_ID="off"

#last item index, change if you add/remove items
MENU_MAX=4

initfsを作成します。
./initfs_flash

途中で色々聞かれますが、全部yesと答えてしまってOKです。
作成にはそこそこ時間がかかります。のんびり待ちましょう。
最後にrebootを求められるので、素直に従いましょう。

再起動したら、デフォルトのブートデバイスを設定します。
chroot /mnt/initfs cal-tool --set-root-device ask:mmc2

内蔵メモリにある現在のシステムを全てInternal memory cardにコピーします。
mkdir /mnt/mmc2
mkdir /mnt/internal
mount /dev/mmcblk0p2 /mnt/mmc2
mount -t jffs2 /dev/mtdblock4 /mnt/internal
/home/user/bin/tar cf - -C /mnt/internal . | /home/user/bin/tar xvf - -C /mnt/mmc2

コピーが終わったらumountして再起動しましょう。
umount /mnt/mmc2
umount /mnt/internal
rmdir /mnt/mmc2 /mnt/internal
reboot

うまく行っていれば再起動後にbootmenuが出てくるはずです。
Internal MMC card, partition 2, ext2を選択してEnterを押してください。
(押さなくても3秒でタイムアウトして起動してくるはずですが)

さて、ルートファイルシステムが大きくなったか確認してみましょう。
df -h
/dev/mmcblk1p2 1.4G 245.6M 1.0G 19% /
こんな感じに表示されればOKです。(他にもいろいろ出ますが)

ちょっと気になる事が1つ。内蔵→Internal Memory Cardとシステムを移動すると、ディスクの使用量が倍くらいに跳ね上がってしまうんです。これってファイルシステムのブロックサイズの問題とか、そういう理由なんですかね?まぁそれを補って余りあるくらいパーティションサイズは大きくなるのでいいんですけど。

上記の作業中、もし運悪くN810が起動しなくなってしまった場合(私も一度なりました)は、慌てず騒がず本体の初期化をしましょう。初期化用のツール(本来の用途はSoftware Updater)は以下で提供されています。

Nokia USA - Software update - Nokia N810 support
http://www.nokiausa.com/A4686323

ツールをダウンロードしてインストールしたら、

1.N810の電源を切る(切れなければ電池抜く)
2.十分に充電したらACアダプタを外す
3.Software Update Wizardを導入したPCにUSBケーブルで接続する
4.Swapキー(左側の四角が2つ重なったアイコンのヤツ)を押しながら電源ON
5.PC側でSoftware Update Wizardを起動する
6.指示に従ってアップデート開始

とすれば元に戻ります。Don't panic!
ちなみに戻しの手順はいつもこちらのページを参考にさせていただいております。(感謝!)

サルにもわかるN810(OSアップデート) - 一口! - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/hinoe_uma66/12835323.html

Enjoy! ;-)
posted by 月水和尚 (とも) at 16:29 | Comment(5) | TrackBack(0) | Nokia/Symbian

2008年03月26日

システムソフト電子辞典をN810で使う

ついに全画面表示にも対応したEBView for OS2008のおかげで便利な辞書マシンと化したN810。確か遥か昔に広辞苑も買ったはずなのでそれも入れよう…と思い家捜ししたところ、出てきたのは『システムソフト 広辞苑第四版』。残念ながらEPWING形式の辞書ではありませんでした。

仕方ない、最新の第六版でも買うか…と思っていたのですが、何とシステムソフトの辞書をEPWING形式に変換する方法がありました!ツールを作成してくださっているのは、EB Libraryの作者の方。ありがたい限りです。

まずは変換ツールであるdessedをダウンロードします。

dessed
http://hp.vector.co.jp/authors/VA021723/dessed/

辞書はWindows環境にインストールしてあるので、dessedもWin32バイナリをダウンロードしましょう。ダウンロードが完了したらインストールも行います。

インストールが完了したらツールを起動して辞書の変換を行います。非常に分かりやすいインターフェースなので特に説明は不要でしょう。

変換はこれで完了ですが、今回使用する広辞苑第四版の場合はデータに一部問題があるため、そのまま使うとあまりよろしくないようです。その問題を解決するために、別のユーティリティであるEPWUTILを使用する必要があります。ダウンロードは以下のサイトから行います。

Index of /edict/epwutil
http://openlab.jp/edict/epwutil/

こちらも作業はWindowsで行うので拡張子がlzhなファイルをダウンロードしてください。こちらはインストールは必要ないので適当な場所に展開していただければOKです。完了したらコマンドプロンプトから以下のようにコマンドを実行します。
squeeze HONMON HONMON.new

上記はパスを全く考慮していません。squeezeHONMONも実行する環境に合わせてパスの指定をしてください。HONMONの存在するディレクトリでsqueezeをフルパス指定にして実行するのが一番簡単だと思います。

これで不具合の解消されたファイルが完成しました。オリジナルのHONMONを削除(またはバックアップ)し、HONMON.newHONMONにリネームします。あとは前回の手順と同様にして辞書を圧縮すれば完成です。

参考にさせていただいたサイトは以下のとおりです。

私家版携帯端末考
http://www.geocities.jp/howtomobile/linuxzau/dic_able.html

第3部 UNIXで使える辞書タイトル
http://hp.vector.co.jp/authors/VA000022/unixdic/unix-dic3.html

電子辞書活用メモ
http://www.aise.ics.saitama-u.ac.jp/~gotoh/Tips/digital_dict.html

ツール作成者の皆様、情報提供者の皆様、ありがとうございました。
posted by 月水和尚 (とも) at 16:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | Nokia/Symbian

2008年03月03日

オフラインでWikiPedia検索

Kimitake's blogさんのところで、WikipediaをオフラインでN810で使うという記事が掲載されていました。

Wikipedia 日本語版 on EBView - Kimitake's OpenBSD
http://kimitakeblog.net/?itemid=577

すごく気になったのでやり方を調べてみると、ガジェット・メモさんのところで、WikipediaをEPWING形式に変換する方法が掲載されていました。

ガジェット・メモ: wikipedia-fpw を使う
http://gadget-memo.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/wikipediafpw_fb87.html

というわけで、早速やってみました。
あ、母艦としてLinuxマシンを持っていることを前提に書いています。
(それも当方Gentoo使いなのでGentoo前提です…)
Windowsしかない方でもCygwinを使えばうまく出来るみたいです。詳しい手順は上記のサイトにありますので、そちらを参照してください。

まずはデータベースダウンロードのページから最新版のデータを入手します。必要なのはjawiki-latest-pages-articles.xml.bz2というファイルになります。

ファイルサイズは667MB(3/2現在)ととっても巨大です。サーバも混雑しているのかダウンロードにはかなりの時間がかかります。気長に待ちましょう。あとダウンロードするファイル、変換するための中間ファイル、最後に出来る辞書ファイルで10GB近いディスクを消費します。それなりの空きスペースの確保できる場所で作業をすることをオススメします。(ちなみにここでは/workを使っています)

ダウンロードが終わったら、展開します。
bzip2 -d jawiki-latest-pages-articles.xml.bz2

続いて変換ツールであるwikipedia-fpwのページから必要なツールをダウンロードします。

まずは変換ツール本体。現時点での最新版は、

wikipedia-fpw-20071202-src.tar.gz

でした。これは単純にダウンロード後に展開すればOKです。
tar zxvf wikipedia-fpw-20071202-src.tar.gz

するとツールのディレクトリとしてwikipedia-fpw-20071202が出来上がります。先ほど展開したWikipediaのデータファイルをリネームしつつこのディレクトリに移動します。
mv jawiki-latest-pages-articles.xml wikipedia-fpw-20071202/wikipedia.xml

続いてもう一つのツールであるFreePWINGを導入します。emergeコマンドでも導入可能ですが、wikipedia-fpwのページにあるパッチ適用版を導入しましょう。ダウンロードしたらあとの手順はいつものとおりです。
tar zxvf freepwing-1.4.4+20071226.tar.gz
cd freepwing-1.4.4+20071226
./configure
make
make install

ルートで作業してるのバレバレですね。(汗)

これで準備完了。作業ディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。
cd /work/wikipedia-fpw-20071202
fpwmake
fpwmake catalogs
fpwmake package

最初のfpwmakeにはPentiumM 1.7Gのノートで4時間半くらいかかりました。慌てず騒がずのんびり待ちましょう。カタログ作成は一瞬、パッケージの作成は最後のZIP圧縮に結構時間がかかります。ただZIP書庫はどうせあとで解凍するので、ZIP書庫作成の段階に入ったらCtrl+cで処理を止めちゃってもOKです。

さて、辞書ファイルが完成したら辞書の圧縮を行います。ZIP書庫が完成してしまった方はあらかじめ解凍しておいてください。

辞書の圧縮にはEB Libraryを使用します。公式ページからソースコードを入手してください。3/2現在の最新版は4.3.2です。インストールはお作法通り。
tar jxvf eb-4.3.2.tar.bz2
cd eb-4.3.2
./configure
make
make install

導入が終わったら圧縮作業に入ります。先ほどの作業ディレクトリの下にWIKIPというディレクトリが出来ていると思いますが、これが辞書ファイルの格納先です。ここに移動して、辞書の圧縮を実施します。
cd /work
mkdir wiki-ebzip
cd wikipedia-fpw-20071202/WIKIP
ebzip --level 5 --output-directory /work/wiki-ebzip

1.7GBほどあった辞書が700MB位まで圧縮されます。圧縮にかかる時間はそれほど長くはなかったと思います。(忘れちゃいました…)

あとは/work/wiki-ebzipの配下をtar等で固めて回収し、N810に移動するだけです。サイズがでかいので、外部SDに格納すると良いでしょう。

最後の仕上げ。N810でEPWING形式の辞書を読むために、kimitakeさんが公開されているEBViewを導入します。

EBView for OS2008 (アルファ版) - Kimitake's OpenBSD
http://kimitakeblog.net/?itemid=567

これでお終い。設定などは適当に…。

Wikipediaが持ち歩けるというのは楽しいを通り越してキケンですね。何だか永遠に読み続けてしまいそう。手持ちのリーダーズ+プラスも圧縮処理後に入れたので電子辞書としてかなりイケてるマシンになりました。こうなると広辞苑とか欲しい…。あとPDIC形式の辞書を読めるソフトがあるとまたかなりパワーアップすると期待しているのですが、それはまた別の機会に。

ちなみにここで作成した辞書はWindows環境でも以下のソフトで使用可能です。

EBPocket, EBWin - EPWING/EB Viewer for PocketPC,WindowsCE,Windows
http://www31.ocn.ne.jp/~h_ishida/EBPocket.html

関係各位皆様、ありがとうございました。
posted by 月水和尚 (とも) at 00:27 | Comment(1) | TrackBack(1) | Nokia/Symbian

2008年03月02日

標準ブラウザで日本語(疑似)インライン入力

N810の標準ブラウザであるMicroBは、Full Ajaxに対応しながらもサクサク動作し、非常によいブラウザです。ただMaemo CJKを入れて日本語入力しようとすると、文字を確定するまで入力内容が表示されないのが玉に瑕。

…という積年の課題を、Kimitake's blogさんが一気に解決してくださいました!

MicroB で日本語入力途中の文字を出す方法? - Kimitake's OpenBSD
http://kimitakeblog.net/item/587

やり方は至って簡単。SCIM Input Method Setupにて、

1.Global Setupを選択
2.OptionsEmbed Preedit String into client windowのチェックを外す
3.右下にあるOKボタンを頑張って押す(頑張らないと押せないんです…)

と、これだけでOKです。
こうする事で、SCIMが独自の入力ウィンドウを出力してくれるようになり、擬似的ではありますがインライン入力が可能になります。
ただしこの設定をすると、今まで問題なくインライン入力の出来ていたアプリケーション(Notesなど)でもSCIMの独自ウィンドウが出るようになります。まぁ個人的には全然気にならないのですが。

MinefieldでFull Firefoxを楽しむってのもそれはそれで趣があるのですが、さすがに非力なN810にはちょっと厳しいですね。ただFirefox系でpreeditをきちんと実装すれば本当の意味でのインライン入力が出来ることは確認できるので、MicroBも次のバージョンでその辺が改善されてくることを期待したいところです。

あと個人的にはFirefoxN810版が出ないかな、とちょっと期待しています。Minefieldは永遠の開発版なので安定動作は望めないので…。さくっとMicroB、がっつりFirefoxと使い分けられたら素敵だな、と妄想する今日この頃です。

kimitakeさん、やへー@チラ裏さん、ありがとうございました。
posted by 月水和尚 (とも) at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | Nokia/Symbian

Maemo MapperでGoogle Maps

Maemo Mapperでのデフォルト地図であるOpenStreetは、お世辞にも日本に強いとは言い難いです。そんなMaemo Mapperの地図としてGoogleマップを使う方法がokashumのgadget漂流記 in 南の島♪さんのところで紹介されていました。

Maemo MapperにGoogle Map取り込み♪ - okashumのgadget漂流記 in 南の島♪
http://d.hatena.ne.jp/okashum/20080208/1202475986

具体的には、メニューからMaps->Manage Repositories...と選択し、新しい地図として以下を登録します。

Google Maps(地図)
http://mt.google.com/mt?x=%d&y=%d&zoom=%d

Google Maps(航空写真)
http://kh.google.com/kh?v=999&t=%s

Google Maps(地形図)
http://mt.google.com/mt?v=w2p.999&x=%d&y=%d&zoom=%d

デフォルト値のままだとズーム時の地図の取得が2段階おきだったり、最小ダウンロードレベルが4だったりするので、

・Download Zoom Stepsを1(というか青■1つ)に
・Downloadable Zooms: Min.を0

するといい感じに動きます。

あとCache DBは外部のminiSDに置くようにしてます。OS入れ替えたときにキャッシュが消えなくて済むのと、書き換え頻度の高いファイルは最悪壊れてもいい外部メディアに持たす方が精神衛生上よろしいので。

これで超快適地図環境のできあがり!
あとはGPSも使ってどのくらいカーナビ代わりになるか試してみたいところです。
(3月になって閏年で測位が遅い問題も解決されているはずですし)

ちなみにGoogle Maps以外の地図も使えるようです。
詳細は以下を参照してください。

Maemo Mapper Repositories - Internet Tablet Talk Forums
http://www.internettablettalk.com/forums/showthread.php?t=5209&highlight=maemo+mapper+repositories

okashumさん、雑文発散のすずきさん、ありがとうございました!
posted by 月水和尚 (とも) at 22:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | Nokia/Symbian

2008年01月17日

来ました!

海を越えて、はるばるやってまいりました。

n810.jpg

と言うわけで、新カテゴリ開設です!
頑張って使い倒すぞっ♪
posted by 月水和尚 (とも) at 00:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | Nokia/Symbian