2009年07月13日

ubuntu 9.04 で Firefox 3.5

Firefox の最新版であるバージョン3.5がWindowsで問題なく動いてくれているので、ubuntu機のFirefoxもバージョンアップしたいなぁ…と思っていたんですが、どうやら正式サポートされるのは9.10からのようで。

ただし、今でもUbuntu Mozilla Security TeamのPPAを使うとインストール出来るようです。以下そのための手順のメモ。

まずはリポジトリにUbuntu Mozilla Security Teamのパッケージを追加。具体的には /etc/apt/source.list に以下の2行を追加します。
deb http://ppa.launchpad.net/ubuntu-mozilla-security/ppa/ubuntu jaunty main
deb-src http://ppa.launchpad.net/ubuntu-mozilla-security/ppa/ubuntu jaunty main

続いて該当リポジトリの公開鍵をインポート。
sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys 7EBC211F

パッケージの一覧を最新の状態に更新します。
sudo apt-get update

これで準備OK。Firefox 3.5をインストールします。
sudo apt-get install firefox-3.5 firefox-3.5-gnome-support latex-xft-fonts

でもって起動。まだ3.03.5が共存しているので、起動はターミナルから直接コマンド打ちます。
firefox-3.5

初回起動時には3.0の時に使っていたプロファイルがコピーされるのでちょっと時間がかかります。でもそれ故3.03.5がきれいに共存できるのでありがたい限りですが。

素の状態ではメニュー等が英語なので、以下のサイトから日本語ロケール(って表現で正しいのかな?)である ja.xpi を導入しておきましょう。

Index of ftp://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/3.5/linux-i686/xpi/
ftp://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/3.5/linux-i686/xpi/

これで完了。ざっと使った感じ特に問題はなさそうなので、私は3.5をメインにしちゃってます。私と同様にもう3.5メインでいいやーという方は、シンボリックリンクだけの問題なのでさくっと付け替えちゃいましょう。
cd /usr/bin
sudo rm firefox
sudo ln -s firefox-3.5 firefox

以下のサイトを参考にさせていただきました。
(ありがとうございました!!)

hiromasa.another :o) » Blog Archive » Ubuntu 9.04 の Firefox 3.5 と 3.5 対応の WP!Pikon
http://another.maple4ever.net/archives/923/

Ubuntu Weekly Topics:2009年7月3日号 9.10のDebian Import Freeze・OpenOffice.orgの日本語環境改善拡張機能・Firefox 3.5・UWN#148・Full Circle Magazine #26|gihyo.jp … 技術評論社
http://gihyo.jp/admin/clip/01/ubuntu-topics/200907/03

Ubuntu日本語フォーラム / Mozilla Firefox 3.5 のインストールについて
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?pid=34412
posted by 月水和尚 (とも) at 11:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | Linux(ディストリビューション固有)

2009年07月09日

DomUのディスクイメージをDom0から参照する方法

Gentooubuntuと違い、CentOSではDomUの構築にvirt-installを使用する必要があります。virt-installではDom0で確保したLVを独自形式でフォーマットしてしまうため、DomU停止時に該当LVをDom0からmountして中身を確認したり、LVMの利点を生かして割り当てディスク量を変更する(=LVのサイズを変更する)ことが出来ませんでした。

後者は諦めるとしても、せめて前者が出来れば…と思っていたのですが、通常のmountコマンドではなく、lomountというコマンドを使えば実現できることが分かりました。(CentOSではXenパッケージに含まれています)

DomU用に作成したLVを /dev/VolGroup00/domU01_root 、マウントポイントを /mnt とした場合、マウントするためのコマンドは以下のとおりです。
lomount -t ext3 -diskimage /dev/VolGroup00/domU01_root -partition 1 /mnt

これで設定ミスってDomUが上がらなくなってしまった場合などの対応がだいぶ楽になりました。

元ネタは以下のサイトです。
有用な情報をありがとうございました!

Stray Penguin - Linux Memo (Xen-4)
http://www.asahi-net.or.jp/~AA4T-NNGK/xen4.html
posted by 月水和尚 (とも) at 17:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | Xen/仮想化全般

2009年07月08日

CentOSでOpenVPN

CentOSOpenVPNを動かすための手順。
公式リポジトリには入ってないんで、全部ソースからビルドします。

まずはビルドに必要なパッケージをインストールします。
yum install gcc gcc-c++ openssl-devel pam-devel

私はブリッジ接続派の人なので、bridge-utilsも入れておきます。
yum install bridge-utils

続いてOpenVPNで使用する圧縮ライブラリであるLZOをビルドします。
cd /tmp
wget http://www.oberhumer.com/opensource/lzo/download/lzo-2.03.tar.gz
tar zxvf lzo-2.03.tar.gz
cd lzo-2.03
./configure
make
make install

これで準備完了。OpenVPN本体をビルドします。
cd /tmp
wget http://openvpn.net/release/openvpn-2.0.9.tar.gz
tar zxvf openvpn-2.0.9.tar.gz
cd openvpn-2.0.9
./configure --with-lzo-headers=/usr/local/include --with-lzo-lib=/usr/local/lib
make
make install

PAM認証を使いたい方はPAMプラグインもビルドしておきます。
cd /tmp/openvpn-2.0.9/plugin/auth-pam
make
cp -p openvpn-auth-pam.so /usr/local/lib

ブリッジ接続派の私はブリッジの起動停止スクリプトもコピーしておきます。
cp -p /tmp/openvpn-2.0.9/sample-scripts/bridge-* /usr/local/sbin

ここでコピーしたスクリプトの起動用の方(bridge-start)は、コピーしたそのままでは使えません。自分の環境に合わせて内容を変更してください。変えるべき項目はたぶん eth_ipeth_broadcast だけで問題ないと思います。(NICがたくさんあったりブリッジ接続をしない場合はちょっと違いますが)

OpenVPNの起動スクリプト(initスクリプト?)も /tmp/openvpn-2.0.9/sample-scripts/openvpn.init として提供されているんですが、中身がちょっと複雑すぎ。私は簡素化したこんなスクリプトを使っています。
#!/bin/bash
#
# openvpn This shell script takes care of starting and stopping
# openvpn on RedHat or other chkconfig-based system.
#
# chkconfig: 345 24 76
# description: OpenVPN daemon
# processname: openvpn

INIT_PROG=openvpn
VPNCONF=/usr/local/etc/openvpn/openvpn.conf

#
# Source Redhat function library.
#
. /etc/rc.d/init.d/functions

# Track on path to oenvpn if not already in PATH
VPN_PATH=":/usr/local/sbin"

PATH=$PATH$VPN_PATH
export PATH

RETVAL=0

# See how we were called.
start() {
# Start network bridge
echo "Starting network bridge ..."
bridge-start
# Start daemons.
echo -n "Starting $INIT_PROG: "
/sbin/modprobe tun > /dev/null 2>&1
$INIT_PROG --daemon --config $VPNCONF
RETVAL=$?
echo

[ $RETVAL -eq 0 ] && touch "/var/lock/subsys/${INIT_PROG}"
return $RETVAL
}

stop() {
# Stop daemons.
echo -n "Stopping $INIT_PROG: "
killproc $INIT_PROG
RETVAL=$?
echo
# Stop network bridge
echo "Stopping network bridge ..."
bridge-stop

[ $RETVAL -eq 0 ] && rm -f "/var/lock/subsys/${INIT_PROG}"
return $RETVAL
}

case "$1" in
start)
start
;;
stop)
stop
;;
status)
status $INIT_PROG
RETVAL=$?
;;
restart)
stop
start
RETVAL=$?
;;
*)
echo $"Usage: $0 {start|stop|status|restart}"
exit 1
esac

exit $?
最後にOS側での設定。IP packet forwardingを使うので、/etc/sysct.conf の以下の記述を修正します。
net.ipv4.ip_forward = 0
 ↓ 修正
net.ipv4.ip_forward = 1

これで再起動すればIP packet forwardingが利用可能になりますが、変更を再起動なしに即時反映させたい場合は以下のコマンドを実行します。
echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward

以上でインストール自体は完了ですが、もし公開鍵暗号を使ったユーザ認証をしたいのであれば、公開鍵暗号基盤の管理ツールである easy-rsa を回収しておきましょう。(あとで別のサーバで展開して使用します)
cd /tmp/openvpn-2.0.9
tar cvf ~/easy-rsa.tar easy-rsa

ここまで行けばあとは設定するだけ…なんですが、これがまた結構大変です。ドキュメントを読めば必要なことはみんな書いてあるんですが、何しろ英語なので…。(←英語の読解力がものすごく弱い)

そんな私の救世主となってくれたのがこちらのサイト。

OpenVPNの日本語情報
http://freescitech.net/2/index.html

こちらのWEBMASTER様が日本語訳をしてくれていなかったら、私にはたぶんOpenVPNの構築は無理だったのではないかと思います。本当にありがたいことです。

あと、最近になって日本語公式っぽいサイト(実際には違うと思いますが)が出来ていました。

OpenVPN.JP
http://www.openvpn.jp/

こちらでは日本語のドキュメントと共に、日本語版のOpenVPN GUIが公開されているようです。英語版でも特に難しいところはありませんが、出来れば日本語で、という方はお試し下さい。(私は使ったことがありませんが)

−追記:2009/07/14−
IP packet forwardingの設定が漏れていたので追記しました。

−追記:2009/07/16−
initスクリプトの不具合を修正しました。
easy-rsaの回収手順を修正しました。

−追記:2009/09/03−
initスクリプトをchkconfig対応のために修正しました。

<参考サイト>
猫ぐらし: 自分でインストールしたサービスを chkconfig --add するためには
http://makisuke.seesaa.net/article/6066867.html
posted by 月水和尚 (とも) at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | Linux(ディストリビューション固有)

2009年07月07日

CentOS on CentOS

今までずっとXenの取り扱いはDom0Gentooを使っていたんですが、ここ最近全然カーネルがアップデートされない(どころか2.6.21はMASKされてしまった)状況にがっかりして、Dom0に使うディストリビューションの入れ替えを決意。

真っ先に考えたのはデスクトップでずっと使っているubuntuだったんですが、これまたXenサポートは非常に弱い感じ。9.04になってDom0サポートはなくなったっぽいし、DomUも公式カーネルだとネットワークに不具合があるし。(これは9.04で直ったのかな…チェックしてないな)

んで、どうせ使い道はサーバ用途。鉄板のCentOSで試してみるか…とやってみたら、これがものすごい簡単に構築できてびっくりしました。CentOSってDom0DomUもしっかりサポートされてるんですね。と言うわけで、構築手順のメモ。

まずはDom0側。普通にCentOSをインストールすればいいんですが、DomU用にディスクを残しておきたいので、パーティションの設定時に / が使うLVのサイズを小さくしておいてください。(デフォルトだと残りサイズ全部割り当ててしまう) アップデートなど行った後、Dom0に必要な xenkernel-xen をインストールします。
yum install xen kernel-xen

続いて起動時に xenblk が読み込まれるよう、以下のコマンドを入力します。(modprobe.confxenblkモジュールを読み込むためのエントリを追加しています)
echo alias scsi_hostadapter xenblk >> /etc/modprobe.conf

さらにXen対応のカーネルが使えるように、カーネルの設定ファイルである /etc/sysconfig/kernel を以下のとおり修正します。
DEFAULTKERNEL=kernel
 ↓ 修正
DEFAULTKERNEL=kernel-xen

これでDom0の準備は完了です。(簡単ですね!)
あとは再起動すればXenの環境で上がってくるのですが、単純な再起動だと今使ってるカーネルのまま立ち上がってしまいます。grubのメニューから起動するカーネルを選べる方は問題ありませんが、私のように実機にキーボードもディスプレイも付けてない人だと困ってしまうので、ここは思い切ってデフォルトで起動するカーネルをXenのカーネルに切り替えてしまいましょう。修正するのは /boot/grub/grub.conf の以下の1行です。
default=1
 ↓ 修正
default=0

再起動したら、uname -r で使っているカーネルを確認してみましょう。
# uname -r
2.6.18-128.1.16.el5xen

カーネル名の最後にxenが付いてれば成功です。

続いてDomU側。これは以前に書いたCentOS on Gentooを参考にしつつ行きます。

まずはファイルシステムの作成。分かりやすさを考えて、Dom0のLV=DomUのディスクとし、1つのディスクは1つのパーティションしか持たないような構成にしました。最低限必要な構成として、/6GB/boot128MBswap512MBという3つのパーティションを作成します。
lvcreate -L6G -ndomU01_root VolGroup00
lvcreate -L128M -ndomU01_boot VolGroup00
lvcreate -L512M -ndomU01_swap VolGroup00

この時、環境によっては、
/dev/hda: open failed: No medium found

というメッセージが出るかも知れません。その場合は /etc/lvm/lvm.conf を以下のとおり修正します。
filter = [ "a/.*/" ]
 ↓ コメントアウトする
# filter = [ "a/.*/" ]

# filter = [ "r|/dev/cdrom|" ]
 ↓ コメントを外す
filter = [ "r|/dev/cdrom|" ]

修正が完了したら以下のコマンドを実行します。
vgscan

これで該当メッセージが出なくなるはずです。

DomU用のLVが完成したら、いよいよインストールです。確保するメモリを256MBDomUの名前を domU_01 とすると、インストールコマンドは以下のとおりです。
virt-install -n domU_01 -r 256 -f /dev/VolGroup00/domU01_boot -f /dev/VolGroup00/domU01_swap -f /dev/VolGroup00/domU01_root -b xenbr0 -p --nographics -l http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/5/os/i386/

普通にテキストインストールするのと同じインストーラが実行されるので、よしなにインストールしてください。grubとか普通にインストールしちゃって大丈夫です。(あくまでDomUのディスク上にインストールされるので) あ、パーティション構成だけは手動で行うようにしてください。でないとせっかく専用のディスク(=Dom0のLV)を定義したのに、まとめてLVMの領域にされちゃうので。("Create Custom Layout"を選択するとうまく行くと思います)

インストールが完了したらリブートします。OSの初回起動時に"Setup Agent"なるものが起動しますが、どれも実行せずにexitしてください。実行してしまうとツール自身を終了できずに後続処理が行えなくなってしまいます。(私の環境固有の問題かも知れませんが…)

−追記:2009/07/08−

Setup Agentがおかしくなるのは私が作業に使っていたターミナル(Poderosa 3.0)固有の問題みたいです。gnome-terminalから作業したら問題なく継続することが出来ました。

−追記ここまで−

これでお終い。

以下のサイトの情報を参考にさせていただきました。
(ありがとうございました!)

仮想マシン構築(Xen) - CentOSで自宅サーバー構築
http://centossrv.com/xen.shtml

「/dev/hdc: open failed: No medium found」が表示される:気ままな日記:So-net blog
http://gokun7.blog.so-net.ne.jp/2008-11-20
posted by 月水和尚 (とも) at 17:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | Xen/仮想化全般

2009年06月25日

GDMでもsynergyを使う

Synergy超便利だけど、最初に実機からログインしてGnome立ち上げないと使えないから結局クライアント側にもキーボードとマウスが必要なんだよね…と思ってたら、全然そんな事はありませんでした。ちゃんと本家にやり方書いてありましたね。(ちゃんと読め>自分)

Synergy Autostart Guide
http://synergy2.sourceforge.net/autostart.html

というわけで、手元のubuntu 9.04の環境で検証してみました。

まずはGDM起動時にsynergyが立ち上がるように、/etc/gdm/Init/Default のファイルの最後の方(最終行の exit 0 の直前ですね)に以下の記述を追加します。
/usr/bin/killall synergyc
sleep 0.1
/usr/bin/synergyc synergy-server-hostname

続いてGDM終了時(=Gnomeの起動が始まる直前)にsynergyが停止するように、/etc/gdm/PostLogin/Default のファイルの最後の方(最終行の exit 0 の直前ですね)に以下の記述を追加します。
/usr/bin/killall synergyc
sleep 0.1

最後にログイン後のGnome上でsynergyが使えるように、/etc/gdm/Xsession に以下の記述を…と書きたいところなのですが、私の環境ではうまく行きませんでした。プロセスは上がるんですが、サーバ側と通信してくれないんですよね。なのでGDMの設定としては何もせず、Gnomeの自動起動するアプリとしてsynergycを登録しています。(これで問題なく動きます)

これで非常に快適になりました。逆も出来るのかな…と調べてはみたのですが、Windows側をクライアントにすると画面ロックかけたときにsynergy経由でロック解除が出来ないらしく、ちょっと実用に耐えそうにありません。素直にWindowsを親にしときますか…。

sleepを0.1にするアイディアはこちらのサイトから拝借させていただきました。(ありがとうございます!)

Ubuntu/Install/Synergy - やましーウィキ - livedoor Wiki(ウィキ)
http://wiki.livedoor.jp/yamashitatakuya/d/Ubuntu/Install/Synergy

あと、全角/半角キーが効かない問題はこちらのサイトでパッチ適用版が配布されています。(便利に使わせていただいております…ありがとうございます!!)

Synergy - 斜に
http://naname.jp/index.php?Synergy
posted by 月水和尚 (とも) at 15:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | Linux(UNIX)全般

2009年06月24日

オフラインでWikipedia検索 Returns!

今さらかもですが、AppStoreでEBPocket free for iPhone/iPod touchを発見!
小躍りしながらインストール。おぉ、動く動く!!

大喜びした勢いで、以前作ったオフラインWikipediaを再作成することにしました。基本的な手順は以前書いた

オフラインでWikiPedia検索
http://bird-memo.seesaa.net/article/88022281.html

と大きく変わりませんが、私の使ってるディストリビューションがGentooからubuntuに代わり、使用させていただくツール類もバージョンが上がっていたので、未来の自分のために改めてメモ。以前の記事で触れた部分は適当に端折って書いてしまうのでご注意下さい>未来の自分。

−重要な追記:2009/06/25−

ubuntu 9.04のperlは64bit整数型(USE_64_BIT_INT)がサポートされていないため、変換作業の最後の方で処理が異常終了してしまいます。perlをセルフビルドしない限り解決策はなさそうです…残念。

ウィキペディアの辞書化 その2 - はけの徒然日記
http://d.hatena.ne.jp/hake/20090516/p1

−重要な追記:ここまで−

まずは下準備として必要なパッケージを導入しておきましょう。今現在の私の環境で追加が必要だったのは zlib1g-dev / perlmagick / mimetex の3つ(とその関連パッケージ)でした。後者2つは数式を含めない設定にすれば必要ないはずです。
sudo apt-get install zlib1g-dev perlmagick mimetex

ビルド環境が整ってない場合はそれも整えておきましょう。(導入するのって build-essential でしたっけ?)

続いてツールの準備。まずは変換ツールであるwikipedia-fpwを導入します。現時点で最新版のファイル名はwikipedia-fpw-20090428-src.tar.gzでした。ダウンロードして、適当な場所に展開します。(私は/workにしました)
cd /work
wget http://ikazuhiro.g.ribbon.to/dic/files/wikipedia-fpw-20090428-src.tar.gz
tar zxvf wikipedia-fpw-20090428-src.tar.gz

ツールのディレクトリとしてwikipedia-fpw-20090428が出来上がります。中に wikipedia-fpw.conf という設定ファイルがあるので、必要に応じて修正します。私が変えたのは以下の2箇所です。
'mimetex' => 'mimetex',
'math_black' => 0,

それ以外の場所はお好みでどうぞ。

続いてJIS X 4081 形式の書籍データ生成ツールであるFreePWINGを導入します。現時点での最新バージョンは1.6でした。以前の手順ではwikipedia-fpwの作者様が作成したパッチ適用版を使用させていただいておりましたが、該当パッチは全て本家FreePWINGにマージされたそうです。
導入は普通のビルド手順どおりなので一気に行きます。
cd /work
wget ftp://ftp.sra.co.jp/pub/misc/freepwing/freepwing-1.6.tar.bz2
tar jxvf freepwing-1.6.tar.bz2
cd freepwing-1.6
./configure
make
sudo make install

最後に辞書の圧縮ツールとしてEB Libraryを導入します。現時点での最新バージョンは4.4.1でした。
導入はこれまたお作法通り。
cd /work
wget ftp://ftp.sra.co.jp/pub/misc/eb/eb-4.4.1.tar.lzma
tar xvf eb-4.4.1.tar.lzma --lzma
cd eb-4.4.1
./configure
make
sudo make install

これで準備完了。いよいよデータの入手と変換に入ります。

まずはデータベースダウンロードのページから最新版のデータを入手します。必要なのはjawiki-latest-pages-articles.xml.bz2というファイルになります。

これを書いている時点でのファイルサイズは938.3MBととっても巨大です。覚悟してダウンロードしましょう。あとダウンロードするファイル、変換するための中間ファイル、最後に出来る辞書ファイルで10GB前後のディスクを消費します。それなりの空きスペースを確保しておきましょう。

ダウンロードして展開し、先ほど準備したwikipedia-fpwのディレクトリに移動します。その際ファイル名は wikipedia.xml に変更しておく必要があります。
cd /work
wget http://download.wikimedia.org/jawiki/latest/jawiki-latest-pages-articles.xml.bz2
bzip2 -d jawiki-latest-pages-articles.xml.bz2
mv jawiki-latest-pages-articles.xml wikipedia-fpw-20090428/wikipedia.xml

では変換作業に入ります。wikipedia-fpwのディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。
cd /work/wikipedia-fpw-20090428
fpwmake
fpwmake catalogs
fpwmake package

変換にはかなりの時間がかかります。環境にもよりますが、4時間とか5時間とか。慌てず騒がずのんびり待ちましょう。カタログ作成は一瞬、パッケージの作成は最後のZIP圧縮に結構時間がかかります。ただZIP書庫はどうせあとで解凍するので、ZIP書庫作成の段階に入ったらCtrl+cで処理を止めちゃってもOKです。

さて、辞書ファイルが完成したら辞書の圧縮を行います。ZIP書庫が完成してしまった方はあらかじめ解凍しておいてください。ここまでの作業でカレントディレクトリにWIKIPというディレクトリが出来ていると思いますが、これが辞書ファイルの格納先です。ここに移動して、辞書の圧縮を実施します。
mkdir /work/wiki-ebzip
cd WIKIP
ebzip --level 5 --output-directory /work/wiki-ebzip

これでお終い。

作業自体は簡単ですが、とにかく待ち時間が長いです。出来るだけ時間に余裕があるときに実施されることをお勧めします。変換作業などは夜にスタートしてそのまま寝ちゃうくらいでいいかもしれません。

ツール作者の方々に感謝いたします。ありがとうございました。
posted by 月水和尚 (とも) at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone/iPod Touch

2009年06月22日

iPod Touchで電子辞書 - もし専用機と戦わば -

iPod Touch関係の情報源としていつもお世話になっているAppBankさんに、キャンペーンで「ウィズダム和英・英和」の購入資金を援助していただきました。(ありがとうございます!)

早速購入していろいろと使ってみたのですが、AppBankさん他いろいろな方々が絶賛している理由がよく分かりました。検索のしやすさ、結果の見やすさ、なぞり検索によるジャンプなど、使っていて本当に「便利だぁ」と思わせられる事ばかり。各所での高評価も頷けます。

iPhoneユーザによるiPhoneアプリとしてのレビューはAppBankさんを始め秀逸なものがたくさんありますので、私はちょっと見方を変えて、非iPhoneユーザが新規に電子辞書を購入する事を想定して「iPod Touch + ウィズダム和英・英和」vs「電子辞書専用機」という形でレビューを書いてみたいと思います。勝ち負けを決めると言うよりは、両者のいいところ、得手不得手を洗い出せたらいいなと思ってます。使えるコンテンツ数は今回評価対象にはしない事にしました。最近の専用機は辞書が100入ってるとかちょっと尋常じゃないので。あくまで英語の辞書としての勝負という事でよろしくお願いします。(一部国語辞典だけは触れますが)

(長いので続きは折り込みます)
posted by 月水和尚 (とも) at 02:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone/iPod Touch

2009年05月05日

FirefoxでBackspaceの挙動を調整する

FirefoxでのBackspaceはどんな環境でも「履歴を戻る」だと思い込んでました…。
実はubuntu 9.04Firefox 3.0.10の環境だと「何もしない」のがデフォルトみたいです。

Backspaceの挙動を変えるためには about:configbrowser.backspace_action の値を変更します。
0 - ページの履歴を戻る
1 - ページをスクロールアップ
2 - 何もしない

私の場合は履歴を戻ってほしいので 0 をセットします。

以下のサイトを参考にさせていただきました。(ありがとうございます!)

Firefox: バックスペースの動作 - えむもじら
http://level.s69.xrea.com/mozilla/index.cgi?id=20070620_BackSpace
posted by 月水和尚 (とも) at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | Firefox

2009年05月02日

DebugHacks&Tシャツ欲しい

『Debug Hacks』の書籍とTシャツがもらえると聞いてすっ飛んできました。

『Debug Hacks』とTシャツが当たるプレゼント
http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20090430#p1

Debug Hacks Nightは5/28ですか。
6/5まで地獄のスケジュールだから行けそうにないなぁ…残念。
posted by 月水和尚 (とも) at 16:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他もろもろ

PrismでGoogle Gears

Gmailのオフライン機能がPrismでも使いたい!
ということで、Google GearsをPrismに組み込む方法について。
たぶんWindowsでも出来ると思いますが、とりあえずLinux用の手順です。
(WindowsではGoogle系のサービズはChromeを使ってるもんで)

まずはFirefox用のGoogleGears拡張ファイルを以下のリンクから入手します。
http://dl.google.com/gears/current/gears-linux-opt.xpi

ダウンロードしたxpiファイルを適当な書庫マネージャ(私はGNOME環境だったのでFile Rollerでした)で開き、中から install.rdf ファイルを取り出します。

これまた適当なエディタ(私の場合はgedit)でファイルを開き、em:targetApplicationタグで囲まれている部分を以下のように修正します。
<em:targetApplication>
<Description>
<em:id>prism@developer.mozilla.org</em:id>
<em:minVersion>0.8</em:minVersion>
<em:maxVersion>1.0.0.*</em:maxVersion>
</Description>
</em:targetApplication>

修正が完了したら、修正したファイルをxpiファイルの中に戻します。(つまりオリジナルを上書きします)

あとはPrismのメニューから「Tools -> Add-ons」と選び、アドオン画面から「Install...」をクリックして先ほどのxpiファイルを指定すれば完了です。

Prismの再起動時に「このバージョンには対応してないから動かないぜ!」と警告が出ますが、無視して使うと使えます。(笑) 実際アドオン画面にGoogleGears拡張は表示されないので、Prism的にはうまく組み込めてないんでしょう。ただその状態でもGmailのオフライン機能はきちんと動くので、私は気にしないことにしています。

Prismも早くMozilla Labsを卒業して正式版になってくれるといいんですけどねぇ。これだけブラウザからいろんなサービスが使えると、PrismとかChromeのアプリケーションショートカットみたいな機能ってすごく便利だと思うんです。データはクラウドの中に溶け込んでいて、使う側はハードウェアとかプラットフォームに依存せずにいつでも自分のデータにアクセスできるってのはものすごく魅力を感じます。(セキュリティの問題とかはあるにしろ)

個人的には、以下のサービスを使って可能な限り特定の環境(特定のPCと言うべきですかね)に依存しない事を目指してます。

・Google系サービス(Gmail、カレンダー、ノートブック、Docs)
Dropbox (紹介記事はこちら)
Instapaper
Xmarks

便利な世の中になったもんです。(しみじみ)

元ネタは以下のサイトより。(感謝!)

Brain Dump: Google Gears in Prism
http://douglasjmeyer.blogspot.com/2008/09/google-gears-in-prism.html
posted by 月水和尚 (とも) at 16:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | Firefox